観葉植物は空気清浄効果と癒しの効果により、住まい手が得られるメリットが大きいインテリアアイテムです。特に最近ではコロナの影響で自宅に居る時間が増え、観葉植物を購入する層が増えてきているようです。観葉植物は、空気洗浄効果や癒しの効果以外にも、建築やインテリアのデザインを補ってくれる効果もあります。マンションや建売住宅などの、デザインされていない建物であっても植物が入ることで見た目の印象が大きく変化します。
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観葉植物が似合う建築内装仕上げ材
観葉植物はクロスなどの一般的な内装仕上げにも十分映えますが、より効果的に映える内装仕上げは素材感のあるものです。
コンクリート打放しの無垢の表情
個人的に、もっとも観葉植物が映える建築内装仕上げはコンクリート打放しだと思っています。コンクリートの無垢な表情が植物の緑をより惹きたてます。コンクリートのヒトの意図して作られていない唯一無二の表情は、自然界の海や大地のような深いものを感じます。そんな自然界の表情にも似たコンクリートには、自然の植物が非常によく似合う組み合わせだと感じます。
さらに、リノベーションなどにより昔に造られたコンクリートの表情をむき出しにされる場合がありますが、それは時を経てより醸成されたしっとりとした雰囲気を感じます。長い年月を経たしっとりとしたコンクリートには、植物の瑞々しさを惹きたてる魅力があります。
レンガやタイルの土の表情を映し出す仕上げ
自然界の土で造られるレンガやタイルは、素材の温かい雰囲気が植物のグリーンがより映える感じがします。特に土の赤茶系の色彩は、緑と補色の関係性にあることで、白やグレーの壁面に比べてより緑を鮮明に魅せる効果もあります。土の表情を映し出すレンガやタイルの内装は、コンクリートと同様に長い年月を経てより魅力が増す素材で、植物と合わせることで醸成されたしっとりとした空間をつくることができます。
コンクリートやレンガ、タイルに共通して感じるのは、やはりクロスやペンキにはない強い素材感です。クロスに囲まれた空間でも十分に植物は彩りを与えますが、内装材にコンクリートやタイル・レンガなどの素材感がある空間ではより深みのある醸成された雰囲気が感じられます。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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