コンクリートやモルタルと木、又はコンクリートとレンガ、又はコンクリートと木とレンガの組み合わされたインテリアは無条件に色気を感じます。コンクリートは建物の構造体に使われるイメージですが、壁や床の仕上げ材として、同じセメントを使ったモルタルもコンクリートと同じような風合いを感じられます。コンクリートやモルタルの表情は、均質な塗装やクロスとは異なり荒々しさと味わい深さの感じられるもので、空間に色気を与えてくれる感じがします。また、コンクリートやモルタルのグレー色は木やレンガ、植栽など自然色をより美しく惹きたてる効果もあります。
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コンクリートと木の組み合わされたインテリア
コンクリートやモルタルと木の組合せは、非常に相性がよくそれぞれの割合に関係なく美しく木の自然色が映える感じがします。コンクリートやモルタルの割合を多くし、木をポイントに使うことで、より品のある雰囲気になります。例えば、床・壁にコンクリートやモルタルを全面に使用し、全体をグレー系で落ち着かせて、扉や家具に木の茶系をポイントに入れることで、綺麗にまとまります。
レンガと木が組み合わされたインテリア
コンクリートのグレー系に比べ、レンガは土の色味も加わり、より味わい深い雰囲気があります。レンガは土を焼いて造られているので、水気や火気にも強いため、外壁や外部床にも使用することが出来ます。一方、木は水気や火気に弱い素材で、建物内部に使用することが望ましいとされています。
また、レンガは土の素材感があり、木と同じような自然のものがそのまま表情として感じられます。そんな自然感が強いレンガと、木の組合せは日本だけでなく海外でも古くから建築に使用されている組合せで、どこか懐かしさやレトロ感の感じられる組合せでもあります。レンガや木は、使えば使う程味わい深くなる素材で、その素材の持つ自然の経年変化がより空間を醸成していきます。
例えば、玄関や土間の空間などの土足の空間であれば、レンガを床に敷き詰めることも出来ます。床面は特に汚れが付きやすい所であり、経年変化をより楽しめる部分でもあります。
コンクリートと木とレンガの魅力
現在、日本の住宅のインテリアは、床・壁・天井のすべて工業製品の塩ビ系素材が使われることが多くあります。床は木目調の塩ビシート、壁と天井はクロスが採用されています。これは、コストを抑えられる経済性の観点と、スピーディーに工事を進められる施工性の観点から、殆どの住宅で採用されることになりました。一方でコンクリートやモルタル、木やレンガは、それら工業製品とは異なり、ひと手間かかる素材ではありますが、素材自体に温もりがあり、経年変化を楽しめる非常に魅力のある素材です。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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