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給排水衛生設計図とはどんな図面?記載されている内容と見方

図面の種類 給排水衛生設計図とは 図面の種類

毎日使う水。当たり前ですが、水が無いと人間は生きていけません。電気も非常に重要で大切なインフラですが、生命維持という側面から考えると水が一番重要なインフラであるといえます。私たちは水を毎日当たり前のように使って捨てています。その水を建物へ引込み、各箇所(キッチン、お風呂、洗面所、トイレ、洗濯機等々)に供給する設備は給水設備であり、それを処理し排水している設備が排水設備です。これらを合わせて「給排水衛生設備」といいます。では、給排水衛生設備図とはどのようなものなのでしょうか?

 

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給排水衛生設備図で表現されるもの

以下のようなものが表現されます。

給排水衛生設備図で表現されるもの

  1. 給水設備 文字通り水を供給する設備
  2. 排水設備 使った水を排水するための設備
  3. 消火設備 ※後述します
  4. ガス配管 文字通りガスを供給する設備

「① 給水設備」と「② 排水設備」は、給水と排水はセットで考えるので図面にはまず建築平面図をベースにし、それから水を使う設備機器を記載します。記載される内容はキッチンの給水、洗面流し、トイレ、お風呂等々、住宅として建てられる時にすでにある設備機器をすべて表現します。そしてそこまでの給水配管の経路と排水配管の経路が表現されています。

また、家具としてあとから発注者が設置するもの、例えば洗濯機や食器洗い洗浄機等給水が必要な個所も給水を表現し、同時に排水も記載します。ここで発注者が希望している水の位置をしっかり打合せをし抜け漏れの無いようにします。住宅の場合は大体決まってきますが、それでも発注者によってはイレギュラーはあるので注意が必要です。特に、外回りの外構部分については庭のイメージが湧きにくい中で決めていく必要がありますのでしっかりイメージを理解してもらい、給水位置を決めてもらう必要があります。

「③ 消火設備」は、一般の戸建て住宅にはありませんが、マンションや事務所等の一定以上の規模の建物に必要な設備になります。通常、消火水槽を設け消火ポンプにより配管し指定の場所へ消火栓を設置します。なお、給水にはある程度の圧力(通常 戸建て住宅であれば給水本管からの直圧で 一般水栓で30kpa。)あるので勾配等は気にする必要はありませんが、排水配管には勾配が必要です。そのため配管の勾配をとるため、1Fの土間下や2Fの床下(1Fの天井裏)にはフトコロが必要です。そのためのスペースを確保しなければなりません。また2F建ての住宅の場合1Fから2Fへの配管スペースも必要です。

「④ ガス配管」は、住宅の場合ガス配管も給排水衛生設備図に記載される場合が多いです。規模が小さいので分けずに一緒に明記される場合が多いようです。

給排水衛生図

『建築知識』より抜粋

 

給排水衛生、空調、ガス設備記号の見方

給排水衛生、空調設備、ガス設備の図面記号です。下記を記号を確認して図面を理解することができます。

給排水衛生、空調設備、ガス設備の図面記号

 

図面22種類の特徴・読み方

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