風水的観点から間取りで運気を上げる11個の方法についてまとめてみました。これからお家づくりを計画する方はぜひ参考にしてみてくださいね。新築住宅の設計で、風水を取り入れると家全体の運気が良くなるといわれています。風水は、5000年以上も昔に中国で発祥した環境哲学です。人々の暮らしをより良くするために現代まで受け継がれてきた考えで、日本でも住宅に取り入れる人も多くいます。
それでは早速、1つずつみていきましょう。
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風水の2つの「気」
まず、風水における2種類の「気」があります。
陽の気 | 活動のエネルギー。玄関や人が多く集まる場所に宿る。明かりや火、熱などの要素が含まれている。 |
陰の気 | 静寂のエネルギー。水、北といった要素が含まれている。 |
これら2つの気が偏らずにバランスよく取り込むことが、運気をうまく取り込むポイントとされています。このバランスが良い状態のことを「中庸」といい、この状態が幸せになる気のバランスとされているのです。気のバランスを意識した間取りが風水的には望ましいですね。
風水的に間取りから運気を上げる11の方法
間取りは少しの工夫で風水学的に運気を上げることができます。ここでは11個の方法をご紹介します。
1. 「鬼門」と「裏鬼門」は要注意
「鬼門」と「裏鬼門」という言葉をご存知の方も多いのではないでしょうか。鬼門は、「鬼や邪気が出入りする道や方位」のため、風水学的に良くないといわれています。また、鬼門や裏鬼門の方角は、日当たりも悪いため湿気が溜まりやすいです。湿気は陰の気でもあるため、その点でも鬼門や裏鬼門は運気が悪くなるといわれます。家の中でも特に、玄関・キッチン・トイレは「鬼門」「裏鬼門」を避けるべきです。ちなみに、「鬼門」は北東、「裏鬼門」は南西です。
鬼門・裏鬼門に関しては以下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
関連記事家相の鬼門・裏鬼門とは?悪くても改善できる7つの対策!
2. 運気の入り口である玄関は吉方位へ
玄関から出入りするのは人だけでなく、運気も出入りします。玄関から入ってきた気は家中を巡ります。そのため、玄関から悪い気が入る悪い運気が家全体を巡ってしまいます。玄関に良い気を取り込むなら、吉方位に配置しましょう。玄関は「東・東南・南」が吉方位です。反対に、運気が下がる方角は「北東」と「南西」です。玄関の運気を上げる方法については以下にも詳しく解説しています。
運気を上げる玄関に関しては以下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
関連記事家相でみる運気を上げる理想の間取りはこれだ!【玄関・水回り・キッチン】
3. リビングの日当たりは家族全員の運気に影響する
リビングは、人が良く集まる場所です。家族全体の運勢にも関わってくるため、リビングは「陽の気」を取り込めるような空間にします。明るく居心地のよい状態が望ましいです。そのため、日当たりの良さは非常に大切になってくるため、「東南・東・南」がリビングの吉方位になります。また、リビングを通って各部屋繋がる間取りは、リビングの陽の気を他の部屋にも運ばれて家全体に良い気が巡ります。
4. 気が混ざり合うキッチンは朝日が当たる方角へ
キッチンは、火(陽の気)と水(陰の気)を同時に使う場所です。陽の気と陰の気のバランスが不安定になりやすい場所でもあります。そのため、陰の気へ偏らないような工夫が必要です。日当たりが良く風通しのよい方角にキッチンを配置するようにしましょう。キッチンは「東・東南・北西」が吉方位です。ちなみに「西・南西」は西日により食べ物が腐りやすくなってしまため避けたほうが良いです。また、キッチンには窓を設けて、風通しを良くしましょう。息苦しさが感じられず家事を楽しくできる環境にするだけでも運気を上げる対策になります。
5. 水回りは風通しのよい方角へ
水回りは、「陰の気」が溜まりやすく吉方位はありません。最悪の運気を避けるためにも鬼門には決して配置しないようにしましょう。水回りを配置するなら、湿気が溜まりにくく風通しの良さを重視してください。おすすめの方位は「北・東・西・東南」です。また、運気が入ってくる玄関のそばにトイレや浴室は置かないようにします。運気の出入り口である玄関のそばに水回りがあると、玄関から入ってきた運気と水回りの陰の気が混ざり合ってしまいます。その混ざり合った気が、家の中に入るため良い気が流れにくくなってしまうのです。
6. 間取りの一部が欠けるのは良くない
「欠け」は家の外壁ラインからくぼんだ部分のことです。欠けは風水学的に良くない間取りです。また、外壁ラインから出っぱった部分を「張り」と言いますが、張りは方角によっては良い気を運ぶといわれています。
以下に方角と運気をまとめてみましたので、ご覧ください。
欠け
北 | 大凶、健康運が下がる、家運流転、家業が衰退する、跡取りや後継者難になる |
北東 | 凶、家庭が衰退し、主人や後継に難が多くなる |
東 | 凶、男性の勢いが弱くなる、家族衰退、後継者が災難に遭う |
南東 | 大凶、人間関係不振、良縁に恵まれにくく、商売人は業績不振になる |
南 | 大凶、トラブルが多く、金銭運や仕事運が下がる |
南西 | 凶、家庭運が低下し、欠けが大きいと妻の運気も下がる |
西 | 凶、金運が低下する、家が衰退する |
北西 | 大凶、金運が低下する、家が衰退する |
張り
北 | 大吉、夫婦円満と子孫繁栄 |
北東 | 凶、健康運が低下する、相続で揉めやすくなる、男児が災難に遭遇しやすい |
東 | 大吉、健康運が上がり、一家が繁栄する |
南東 | 大吉、社会的信用を得る、商売繁盛 |
南 | 凶、社会的信用を無くしてしまう |
南西 | 凶、大切な人に先立たれ、女系家族になりやすく旦那の力が衰える |
西 | 吉、夫婦円満と金運向上 |
北西 | 大吉、金運向上 |
欠け・張りについては、以下で詳しく説明していますので、一緒にご覧ください。
7. 真っ直ぐな廊下は作らない
真っ直ぐで長い廊下は流れるエネルギーが速くなるため、緊張感が生まれやすくなります。その緊張感のあるエネルギーを持ったまま、リビングや他の部屋に移動すると家全体にその緊張感が伝わってリラックスしにくい空間になってしまいます。家を安らぎ空間にするなら、リビングや他の部屋に辿り着くまで曲線のある廊下が好ましいです。曲線があることで、エネルギーもゆっくり流れるので緊張感も生まれにくくなります。また、カーペットや観葉植物を置くことで廊下を明るい空間にするのも良い運気を運んでくるポイントです。
運気を上げる観葉植物に関しては以下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
関連記事【風水】運気が上がるオススメの観葉植物20選【目的別に解説】
8. 階段は足元を明るくする
家の中央の階段は、窓がつけられない場合が多く薄暗い階段になりやすいため、転倒のリスクが上がります。そのため、安全面でも風水学的にも家の中央の階段は良くありません。転倒事故を未然に防ぐ意味でも、階段は日の光が取れる配置にしたり、照明を足元につけて明るくするようにしましょう。他にも、温かみのある木製の手すりを設置するのもおすすめです。階段の運気を上げるのは、家族の使い勝手の良さで決まってきます。
9. 静かで奥まった寝室は悪い運気が入りにくい
寝室は悪いものが入りにくくするために、奥の静かなスペースに作るようにしましょう。寝るだけの部屋なので、部屋自体は狭くても問題ありません。また、天井を低くすると落ち着いて寝られる空間にもなるでしょう。悪い気が入りやすい掃き出し窓の取り付けは極力避けることをおすすめします。寝室の運気を上げたいなら、静かに眠れる空間づくりに注目して間取りを考えるようにしましょう。
10. リビングに子供の勉強スペースを
子供部屋は寝るだけの空間にし、勉強をリビングでできるようなスペースを作るのも風水学的に良いとされています。明るいリビングは良い気が集まります。人が近くにいることでエネルギーももらえるので、子供にはできる限りリビングでの生活を習慣づけることも風水学的には運気が上がります。
11. 日の光が入る方角にバルコニーを設置
バルコニーやベランダは建物に含まれていないため、配置しないほうが良い方角は特にありませんが日差しが少ない北向きは避けます。また、西向きだと夏場は熱がこもりやすいため避けることをおすすめします。もし、バルコニーに良い運気を取り入れるなら、2階にリビングを設け、リビングからでられるバルコニーを作ることです。バルコニーに人が集まりやすくなるため、エネルギーも集まりやすくなります。また、東の日が入る方向にバルコニーを設置すると、日当たりも良くなるのでより良くなります。
鬼門に位置する部屋の対策
今の住まいで、玄関やキッチンが鬼門の位置にあるという方もいるかもしれません。しかし、鬼門に位置しているからといって完全に悪いというわけではありません。鬼門は、「神様の通り道」でもあります。そのため、神様が気持ちよく通ってもらえるように対策を施せば鬼門でも問題はありません。鬼門の場合の対策についてまとめてみました。
鬼門のある部屋 | 対策 |
玄関 |
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トイレ |
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浴室 |
|
キッチン |
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常に清潔に保ち、整理整頓された状態が運気を良くするポイントでもあります。以上のことを意識して生活をすることで良いエネルギーが家全体に流れて、運気も良くなるでしょう。
まとめ
風水を取り入れることで、必ず運気が良くなるということではありません。しかし、これまで紹介した内容を意識して間取りの検討や対策を行うことは、自分達の生活をより快適なものにしてくれます。これから新築住宅を検討している方は、ぜひ風水も意識した間取りを考えてみてくださいね。