1Rという間取りは、1部屋のみという点で1Kと混在されがちですが、1Kとは圧倒的に違う特徴があります。それが、部屋の中にキッチンがあるかどうかです。1Kという間取りは、廊下のような場所にキッチンが存在しますが、1Rは部屋そのものにキッチンがある為、インテリアを整える為には、キッチンスペースをどのように整理するか、という点にも配慮が必要な為、1Kよりも圧倒的にインテリアが難しくなります。
大きな違いはキッチンがあるかどうかですが、一方で1Kと同じように、そこにずっと住み続けるというよりも、2年間の契約期間が過ぎれば、自身の環境に合わせて住む場所を変える等、生活スタイルに合わせて住む場所を変えやすいという特徴があります。ですので、家具も必要最小限に留めておくこと、そして少ない家具数だからこそ、インテリアにこだわりを持ちたい間取りです。また、キッチンがある分、1Kよりも1Rの方が部屋は広い場合が多いです。家具を比較的充実させやすい点も特徴と言えるでしょう。
今回は、1Kをより生かす為、「どのような家具選びをすると良いのか。」という観点で紹介したいと思います。
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1Rインテリアのポイント
1Kのインテリアのポイントは、「ベッド」と「テレビ」ですが、1Rの場合はベッドの配置がほぼ決まっています。キッチンからなるべく離れた位置にベッドを置く方が無難です。理由は「匂い」と「冷蔵庫音」が睡眠を妨げる可能性があるからです。
ですので、1Kのインテリア紹介で解説した、「突き当り型」のベッド配置になることが多いです。
では、1Rのインテリアのポイントは何でしょうか。
これは紛れもなく「キッチン」です。このキッチンまわりをどれだけ使い易く、かつデザイン性を持たせられるか、が1Rインテリアのポイントとなります。
キッチンにデザイン性を持たせるのは難しい
キッチンは様々な家電が絡みますので、簡単にデザイン性だけで選ぶのが難しいです。ですので、簡単に言えば、冷蔵庫や電子レンジ、ケトル等の「色」をどこまで合わせられるか、がコツです。お勧めは、「黒」若しくは「灰色」合わせ。少し上級ですが、「ネイビー」や「ライムグリーン」合わせという家電もありです。この辺の色は、家電でも品ぞろえがありますので、色で合わせることが可能です。
キッチン家電ですので、デザイン性だけではなく、機能性やコスト面も配慮して、選ぶと良いです。また、電子レンジは無理して色を合わせなくても、黒にすれば、どの色でも合わせられます。白は意外と合わせにくいので、黒がおすすめです。
電子レンジ_ツインバード
電子レンジ_バルミューダ
余談ですが、これから初めての1Rに住もうと考えている方は特に、電子レンジと冷蔵庫は先に買うものを決めておきましょう。部屋の大きさに関係なく事前に考えられます。賃貸の部屋は意外と一期一会です。不動産会社は、すぐに埋まってしまうという実態もあり、部屋の候補を探し、インテリアまで考えてから決定する、という時間は与えてくれません。既に使っているものを持っている場合は、金額も高い部類ですので、買い替え時に対応するか、その持ち合わせている色をベースにその他の家電を決めると良いです。それが1Rの部屋のインテリアを整える為には必須な考えです。
1Rのキッチンには2種類のパターンがある
さて、キッチンスペースが1Rのポイントですが、キッチンの配置は2種類に分類できます。1つは「壁付け型」、もう一つは「アイランド型」です。
壁付け型の方が圧倒的に多いですが、デザイナーズ物件等では、アイランド型も見かけます。1Rのインテリア計画としては、「壁付け型」の方がよりコンパクトであり、キッチンスペースの後ろにテーブルを置けば、料理をすぐにテーブルに置けるため、機能的です。一方で、「アイランド型」はキッチンスペースが見えにくい為、あまりデザインにこだわらなくても部屋の雰囲気を作り易いという特徴があります。
どちらも一長一短ですので、この違いで物件を悩む必要はありませんが、1つの違いとして覚えておくとよいでしょう。
キッチンスペースの収納デザイン
家電のデザインが決定したら、キッチンには機能面で重要となる収納が必要です。この部分を上手くデザインすることが、インテリアデザインに繋がります。
王道は、突っ張り棒等を利用して、フライ返しや調味料を置くかごを設置することです。木調で整える場合もけっこう見受けられますが、汚れを落としにくい、そもそも火を使用する場所と考えると、あまりおすすめはしません。
キッチンラック_LOWYA
キッチンラック_川口工器
1Rインテリア例
基本的には1Kと同じですが、キッチン部分との調和をどうするか。作られた料理を食べるスペースを用意できるか、がポイントと考えます。キッチンが目に映るので、作った料理を楽しむ部分を意識してインテリアを計画すると、より整理された部屋としての印象が深まります。
キッチンの横に小テーブルを配置し、キッチンから離れた部屋の奥側にベッドを配置します。これで、キッチンスペースに対して、食べる場所と寝る場所を明確にすれば、数人で部屋で食事を楽しむことも可能です。
キッチン周りは収納があればとても便利です。より様々なキッチン家電を置くこともできるので、おうちごはんのバリエーションも増やせるため、料理好きな人にはお勧めです。このように、1Rに住む場合、キッチン側から収納を用意することで、結果として部屋がスッキリさせられたりもするので、ベッド部分からではなく、キッチンから考える良い例です。
少し上級ですが、ダイニングテーブルを用意し、そこに家電も設置してしまうという例です。電子レンジ等、アース(接地)が必要な家電は難しいですが、ケトル等の家電であれば、ダイニングテーブル側、言い換えると部屋側に持ってきてしまい、限られた部屋の広さに対してキッチンとの調和を図ります。特にケトルはおすすめで、コーヒーや紅茶等を楽しむには、ケトルがキッチンではなくテーブル側にあると機能的で良いです。
アイランド型のキッチンで、カウンターテーブルが設置されていれば、そこに背の高いハイチェアを置けば、ダイニングスペースの完成です。その他の部分で、ベッドやテレビ等、1Kに近い感覚でインテリアを選ぶことが出来ます。
壁付け型のキッチンにテーブルを隣接させると、テーブルの利便性が非常に高くなります。その他の家具も同じ壁側に寄せることで、人の同線がより明確化され、整理された部屋の印象を与えます。
1Rのインテリアのまとめ
以上、が1Rのおすすめインテリアでした。
これから部屋づくりを考えている方、もしくはインテリアを見直したい方、キッチンスペースはどうしても目に映る、その分部屋自体は広い、ということが1Rの特徴です。その特徴を生かすためには、キッチンからインテリアを考えることが、部屋の充実度を向上させてくれます。
ぜひ、機能的で住みやすい部屋づくりを目指してみてください。
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