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雨水桝の図面記号
雨水桝の記号は四角の中に対角線で×を描きます。建物の廻りには必ず「雨水桝」が存在します。建物の外部の地中に埋設されています。「雨水桝」とは文字通り雨水(うすい)を集結させる桝で、建物に付属している雨樋から流れてきた雨水が竪樋を通じて地中に埋設された排水管に接続するために設ける桝のことを指します。雨水枡は竪樋と排水管を接続する部分、曲がり部分、排水管合流部分にも設置されます。
雨水桝の役割
- 外構へ流出させる。
- 雨水管へ流出させる。
- 浸透桝を設置し、土中へ浸透させる。
- 桝に流れてきた泥や混合物を沈殿させて上澄みだけを流す。
- 桝に流れてきた雨水の流量を一旦桝で受けることにより流量を調節する。
雨水の処理方法は各自治体により定められてルールに沿って処理します。
雨水の処理方法
- 雨水と汚水を別々の系統で処理する方法(分流式)
- 雨水と汚水を同一の系統で処理する方法(合流式)
昭和45年に下水道法が改正されてからは水質保全の上で分流式が主流になりつつあります。雨水桝といっても様々な種類があります。下記に記号と種類を記します。
このほか「汚水桝」というものもあります。汚水桝とはトイレで出る汚水、キッチンやお風呂、洗面所、洗濯機等で使用された水やお湯を排水をスムーズに流すための排水桝です。
図面で確認してみましょう。
主に建物周囲に配置され敷地内から最終桝へ集められ外部に排水させます。汚水は建物から配管を通じて排水されますが、管内にゴミや汚泥が固形物となり配管が詰まることがあります。そういった管が詰まりやすい、例えば配管が曲がる箇所、2つ以上の配管が合流する箇所に汚水桝を設けます。こうすることで、もし詰まった時でも清掃ができたり、点検をしやすくすることができます。
また、現在もコンクリート桝は使われているようですが、一般的に住宅排水については塩ビ製の桝が主となっています。
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雨水桝の図面記号・写真