技術士の資格を独学で取りたい場合、とくにテキスト・問題集の選び方が重要です。とは言っても、技術士のテキスト・問題集はたくさんの種類があるので、どれが自分にとって合っているのか、効率的に勉強できるのか迷ってしまいそうですよね。この記事では、技術士におすすめのテキスト・問題集をランキングでご紹介します。ポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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技術士の参考書・問題集の選び方
効率的に合格を目指すための参考書・問題集の選び方のポイントを8つまとめました。
① 公式教材の確認
試験の公式ウェブサイトや主催団体が推奨している参考書や問題集は、試験内容に最も適している場合が多いです。まずはこれらを確認しましょう。技術士は、文部科学省が管轄しています。試験及び登録事務は、技術士法に基づく指定試験機関及び指定登録機関である、公益財団法人日本技術士会が行っています。
② 評判や口コミのチェック
Amazonや書店のレビュー、SNSでの評判を確認するのも良い方法です。技術士の資格についても実際に使用した人の意見を参考にすることで、自分に合った教材を見つけやすくなります。こちらでは、Amazonのレビューをいくつか紹介しますね。
テキストとダウンロード合わせて、18回分の過去問と、6回分の予想問題が掲載されており、問題数が非常に多いです。技術士の試験は過去問をやり込んで、傾向がわかっていれば通りやすいので、本書は非常に役立つと思います。
ほんのサイズ感も持ち運べるくらいで、隙間時間に勉強できる感じでありがたいです。要点が簡潔にまとめられているので、とてもわかりやすいです。自分で要点をまとめるのはなかなか難しいので、こういった本があると助かります。
③ 最新の情報かどうか
試験の内容や形式は年々変わることがあります。最新版の参考書や問題集を選ぶことが大切です。特に法改正などが関わる試験では、最新の情報が含まれていることが重要です。以下のランキング第1位で紹介している「技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト」は、2024年版ですので最新の内容にアップデートされています。
④ 自分のレベルに合ったものを選ぶ
初学者向け、中級者向け、上級者向けなど、レベルに応じた教材を選びましょう。自分の理解度や学習の進捗に合わせたものを選ぶことで、効率的に学習を進めることができます。技術士の合格率は、一次試験20%~40%程度、二次試験10%〜30%程度となっており、受験する部門によって異なりますが難易度が高い国家試験となっています。難しい法律や技術的な内容をわかりやすく解説しているテキストを選ぶと、独学でも理解を深めやすくなります。また、図解が豊富で解説がやさしいものを選ぶと初心者でも分かりやすいでしょう。第3位の「技術士第一次試験[基礎・適性科目]過去問マスター解説集」は、各小問一つひとつの解説が具体的で丁寧なので、初学者から上級者まで対策がとれる1冊です。
⑤ 問題集の質と量
問題集は解説が充実しているものを選ぶと良いです。また、過去問や予想問題が多く収録されているものを選ぶことで、試験対策がしやすくなります。あと、問題にチェック欄があると自分の得意・苦手項目がすぐに分かるので効率的に復習ができます。技術士試験の合格基準の目安は、一次試験は基礎科目と専門科目それぞれ60%以上、二次試験は筆記試験と口述試験それぞれ60%以上の得点とされています。ですから、各分野でのバランスの取れた学習と、過去問の徹底的な演習が求められます。
⑥ 重要なところが赤文字になっている
赤文字部分を赤シートで隠すだけで重要語句を覚えることができるので、ノートや暗記カードを作る手間がなく効率的に勉強できます。以下のランキング第2位で紹介している「技術士 第一次試験 基礎・適性科目の要点整理」は、大切なポイントが赤字で書かれていて赤シートが付いています。
⑦ ひとつの項目ごとに例題や過去問がのっているテキスト
ひとつの項目ごとに例題や過去問がのっているテキストは、すぐにアウトプットができるので理解度が高まります。以下のランキング第2位で紹介している 「技術士 第一次試験 基礎・適性科目の要点整理」は、各問題が項目別にわかりやすく整理されています。
⑧ モチベーションが上がるもの
例えば、デザインが良い・見やすい・サイズや厚さなど、自分が好きでしっくりくるものを選ぶことも、試験勉強を続けていくうえで重要です。
技術士の参考書・問題集ランキング10選
それでは技術士におすすめの参考書・問題集をランキングでご紹介します。
【第1位】技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第1位は「技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト」です。過去18回の出題問題を集録しています。問題を解く前に、「出題傾向と対策」をよく読み、1年分ずつ学習を進めることで、内容がしっかりと把握できます。出題傾向を掴むためにも役立つ1冊です。出題傾向分析に基づいた解説が充実していることと、近年の出題傾向をしっかり分析して作成した予想模試がダウンロードできる点をみても1位にさせていただきました。
著者 | 堀 与志男 |
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出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2024/3/6 |
ページ数 | 380ページ |
【第2位】技術士 第一次試験 基礎・適性科目の要点整理
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第2位は「技術士 第一次試験 基礎・適性科目の要点整理」です。「問われるポイント」「覚えるべき用語や公式」「頻出テーマの過去問」を押さえており、効率的に学習できます。携帯しやすいコンパクトサイズなので、通勤時間や隙間時間にピッタリです。キーワードや公式の暗記に便利な赤シート付きです。要点が簡潔にまとめられているのでとてもわかりやすいことと、特に試験直前の確認に役立つ点をみても2位にさせていただきました。
著者 | 堀 与志男 |
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出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2023/6/19 |
ページ数 | 248ページ |
【第3位】技術士第一次試験[基礎・適性科目]過去問マスター解説集
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第3位は「技術士第一次試験[基礎・適性科目]過去問マスター解説集」です。豊富な過去問を徹底的に解説し、基礎から説明しています。頻出問題や解答までのプロセスなど本書で要点が完全に理解できます。第一次試験の要点がまとまっていて完全把握できることと、解説が非常に分かりやすい点をみても3位にさせていただきました。
著者 | 飯島 晃良 |
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出版社 | 技術評論社 |
発売日 | 2024/3/21 |
ページ数 | 352ページ |
【第4位】技術士第一次試験基礎・適性科目対策
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第4位は「技術士第一次試験基礎・適性科目対策」です。専門分野の素養と科学技術に関する幅広い知識や倫理観が問われる問題が多いですが、過去問を解くことで出題傾向を掴むことができます。合格の確率を上げる1冊です。
著者 | ガチンコ技術士学園 浜口智洋 |
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出版社 | 秀和システム |
発売日 | 2024/2/23 |
ページ数 | 530ページ |
【第5位】技術士第二次試験 最短合格するための勉強“技”
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第5位は「技術士第二次試験 最短合格するための勉強“技”」です。マインドマップ、勉強方法や心得、コンピテンシーの理解など、技術士論文の合格に必要な技をまとめています。「B判定の例」と「修正点」について記載されているので分かりやすくなっています。
著者 | 高めるむくちゃん、沢村 大輝 |
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出版社 | ブイツーソリューション |
発売日 | 2024/4/10 |
ページ数 | 188ページ |
【第6位】技術士 第二次試験 建設部門 最新キーワード100
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第6位は「技術士 第二次試験 建設部門 最新キーワード100」です。必須科目と選択科目の出題内容を分析し、試験対策として押さえておくべきキーワードから最新の100個を厳選しています。合格論文に不可欠なキーワードを1冊で効率的に学べる内容です。
著者 | 西村 隆司、日経コンストラクション |
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出版社 | 日経BP |
発売日 | 2024/5/30 |
ページ数 | 260ページ |
【第7位】技術士 第一次試験 建設部門対策
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第7位は「技術士 第一次試験 建設部門対策」です。平成30年度~令和5年度の問題と詳細な解説を収録しています。毎日の学習や総まとめに過去問の反復練習ができます。
著者 | ガチンコ技術士学園 浜口智洋 |
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出版社 | 秀和システム |
発売日 | 2024/2/23 |
ページ数 | 380ページ |
【第8位】技術士 第二次試験 建設部門 合格指南
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第8位は「技術士 第二次試験 建設部門 合格指南」です。建設部門全科目のキーワードを収録しています。予想問題を通じて答案の型を学べます。論文が苦手な受験者にこそ大きな武器になる1冊です。
著者 | 日経コンストラクション |
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出版社 | 日経BP |
発売日 | 2024/2/1 |
ページ数 | 344ページ |
【第9位】技術士第一次試験 機械部門 専門科目受験必修テキスト
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第9位は「技術士 第一次試験 機械部門 専門科目受験必修テキスト」です。技術士第一次試験「機械部門」専門科目の基礎知識とキーワードを1冊にまとめたテキストです。過去問をベースにしているので無駄が無く、試験に出ない複雑な導出過程は割愛しているので効率的に学習できる内容です。
著者 | 大原 良友 |
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出版社 | 日刊工業新聞社 |
発売日 | 2021/5/22 |
ページ数 | 324ページ |
【第10位】聴く! 技術士二次試験 一発合格のツボ
技術士おすすめ参考書・問題集ランキング第10位は「聴く! 技術士二次試験 一発合格のツボ」です。2次試験合格のための学習計画、技術ノートの作成、キーワード抽出、論述の構成、行数配分までを網羅しています。効率的に学習するツボが満載です。
著者 | 山崎 恭司 |
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出版社 | 学芸出版社 |
発売日 | 2018/12/2 |
ページ数 | 224ページ |
技術士の参考書・問題集ランキングまとめ
技術士の参考書・問題集をランキング形式でご紹介しました。テキストと問題集が1冊にまとまっているものや、図解が豊富で初心者でも分かりやすいものが多いですね。
第1位で紹介した「技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト」は、 過去18回の出題問題を集録しているので、過去問題をたくさん解いて合格力をつけたい方におすすめです。また、第2位「技術士 第一次試験 基礎・適性科目の要点整理」は、コンパクトなサイズで頻出項目がまとまっているので、スキマ時間など短時間でおさらいをしたい方におすすめがおすすめでしょう。技術士は21部門に別れているので、部門ごとに理解する内容は多岐に渡ります。是非、この記事を参考にして独学勉強頑張ってください。
技術士の概要
技術士試験は、一次試験(基礎科目・専門科目)と二次試験(筆記試験・口述試験)をクリアする必要があります。 一次試験の基礎科目は、物理・化学、生物・地学、数学、情報・応用情報、材料力学・流体力学・熱力学、電気・電子、設計・生産、経済・マネジメントの8科目中5科目を選択し、各科目10問、合計50問です。専門科目は、21部門の専門分野に応じて40問が出題され、そのうち25問を解答します。二次試験は筆記試験と口述試験で構成され、筆記は専門的な知識と実務経験を元に、技術的な課題解決能力を問う論文形式となります。
技術士の学習の進め方
技術士試験は、専門性が高く、十分な準備と実務経験が求められる非常に難易度の高い試験です。21部門もに別れているので、部門ごとに理解する内容は多岐に渡ります。受験テクニックだけでは突破できない理系の最高峰国家資格ですが、一次試験は類似問題が繰り返し出題される傾向があります。「基礎科目&適性科目」対策は、頻出事項を把握する・過去問題を解く・予想問題を解くことが重要です。また、幅広い出題範囲にフォーカスした参考書を選ぶことや、全体の概要が理解できる、過去問が多い、など自身のスタイルに合わせて購入しましょう。