この記事では、木造建築士の試験日・試験内容・合格率・おすすめのテキストについてまとめています。
木造建築士とは、建築士の中でも小規模な木造建築物についてのみの設計や工事監理を行うことができる国家資格です。また、専門的な木造建築の知識が必要な古い木造家屋や神社、仏閣などの建築や修繕に携わるのも木造建築士の仕事です。木造建築士になるには、学歴や実務経験など一定の条件を満たすことと、学科の試験と設計製図の試験に合格する必要があります。
それでは、木造建築士について紹介していきましょう。
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木造建築士試験概要
受験資格
建築に関する学歴または資格に応じて実務経験が必要
試験内容
試験の区分 | 出題形式 | 出題科目 | 出題数 | 試験時間 |
---|---|---|---|---|
学科の試験 | 五肢択一式 | 学科Ⅰ(建築計画) | 25問 | 計3時間 |
学科Ⅱ(建築法規) | 25問 | |||
学科Ⅲ(建築構造) | 25問 | 計3時間 | ||
学科Ⅳ(建築施工) | 25問 | |||
設計製図の試験 | あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成 | 設計製図 | 1課題 | 5時間 |
※「設計製図の試験」の課題は、2023年6月7日(水)頃からセンターのホームページにおいて公表します。
試験会場
住所地の都道府県会場
受験申込期間
令和5年4月3日(月) 午前10時 ~ 4月17日(月) 午後4時
試験日
- 学科の試験:2023年7月23日(日)
- 設計製図の試験:2023年10月8日(日)
受験手数料
18,500円
※他に、クレジットカード決済は306円、コンビニエンスストア決済は225円の事務手続手数料が必要です。
合格発表日
- 学科の試験:2023年8月21日(月)
- 設計製図の試験:2023年12月7日(木)
木造建築士の合格率
学科 | 製図 | 総合 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | |
2023年 | 704人 | 65.2% | – | – | – | – |
2022年 | 688人 | 62.6% | 432人 | 59.0% | 719人 | 35.5% |
2021年 | 706人 | 49.9% | 356人 | 67.7% | 731人 | 33.0% |
2020年 | 589人 | 53.0% | 337人 | 72.1% | 643人 | 37.8% |
2019年 | 595人 | 56.1% | 357人 | 59.4% | 637人 | 33.3% |
2018年 | 544人 | 57.4% | 316人 | 64.9% | 573人 | 35.8% |
木造建築士試験の参考書・問題集のおすすめ
『木造建築士の試験勉強用のテキスト・問題集ってあるの?』と悩んでいませんか?こちらでは、木造建築士の学科試験を独学で勉強している方に向けて、おすすめのテキストや問題集をご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
木造建築士資格研修テキスト
学科I[建築計画]、学科II[建築法規]、学科III[建築構造]、学科IV[建築施工]、設計製図など試験科目の要点をおさえながら学習できます。過去問と令和3年度の学科試験問題も収録されているので、試験対策がしっかりできます。
著者 | 藤澤 好一 |
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出版社 | 井上書院 |
ページ | 352ページ |
楽しく分かる! 木構造入門
「構造塾」を設立し、構造計算に関する研修やセミナーを開催している佐藤実氏の著書です。木造建築の構造について、豊富なイラストで分かりやすく解説しています。
著者 | 佐藤 実 |
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出版社 | エクスナレッジ |
ページ | 256ページ |
ゼロからはじめる[木造建築]入門
初心者でも分かるように木造建築の建て方、構法、仕上げなどをまとめています。独学で基礎知識を学びたい人におすすめです。
著者 | 原口 秀昭 |
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出版社 | 彰国社 |
ページ | 328ページ |