オフィスエントランスには、受付用のカウンターが設置されることが多くあります。受付用のカウンターには、金属製やガラス製、石製、木製など企業のイメージに合ったマテリアルが採用されデザインされています。今回は、最近特に多く採用されているイメージがある木製カウンターに焦点をあてて解説します。
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オフィスカウンターに木を使う理由
オフィスカウンターに木を使う理由としては、以下の3点が挙げられます。
- SDGsの観点から企業イメージUPを狙っている
- バイオフィリックデザインとの親和性が高い
- 造作がしやすく比較的コストも安い
SDGsの観点から企業イメージUPを狙っている
今やどんな企業もSDGsの観点をもって社会に貢献することを掲げています。SDGsの観点で、建築的にもっとも分かりやすい表現として環境に配慮したデザインに繋がります。木材を伐って、使って、植えて、育てるサイクルを繰り返すことで、二酸化炭素(CO2)の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させることに繋がります。木材を建築的に利用することで、未来につながる森林の持続可能なサイクルが保たれ、SDGsの理念との親和性が高まります。
バイオフィリックデザインと親和性が高い
オフィス空間に観葉植物や壁面緑化、自然を感じさせるBGMなど、バイオフィリックデザインを取り入れる場面が多く見受けられるようになりました。バイオフィリックデザインと相性がいいマテリアルは、木や石、土などの自然の材料です。その中でも、カウンターに自由なデザインで造作でき、比較的コストも安く、環境配慮の観点でもアピールできる木は最適解なのかもしれません。
造作がしやすく比較的コストが安い
木のカウンターは、自由な形状でつくることが可能です。石製やガラス製ではある程度形状に制限がでてきます。金属製は比較的自由な形状でつくることができますが、コストが高くつきます。カウンターの材料としてよく使われる石、ガラス、金属、木の中では、自由な形状造作ができ、最もコストを抑えることができます。木製カウンターは、コストパフォーマンスに優れた材料であることが分かります。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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