昔建てられたレンガ造の建物は大切にメンテされ、何十年も経った今もなお使い続けられていますが、レンガ造の建物が現在新築されることは殆どなくなりました。小さなブロックレンガを一つ一つ積み上げていくレンガ造はあまりにも効率が悪く、現在ではクレーンを使って効率よく建築できる工法ができてきたことにあります。今後も、新築されることのないレンガ造の建物ですが、現存するレンガ造建物は大切に残していきたい建築の1つであります。
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レンガの歴史
レンガの使用は紀元前7000年頃と言われています。最初のレンガは日干しレンガで、泥を型に入れて乾燥させたものでした。古代メソポタミアやエジプトでは、レンガは主要な建築材料として使用され、ピラミッドやジッグラトなどの壮大な建造物が建てられました。中世ヨーロッパでは、レンガ造の建物が広まり、特にゴシック建築では、レンガは教会や城の建設に多用されました。レンガの耐久性と防火性が評価され、都市部での使用が増えました。
レンガ造の建物の特徴
レンガ造の建物にはいくつかの特徴があります。まず、耐久性が挙げられます。レンガは非常に頑丈で、長期間にわたってその形状を保ちます。また、レンガは防火性にも優れており、火災から建物を守る役割を果たします。さらに、レンガは断熱性にも優れています。レンガの壁は熱を蓄える能力があり、冬は暖かく、夏は涼しい環境を提供します。このため、エネルギー効率の高い建物としても評価されています。
レンガ造の建物の魅力
レンガ造の建物の最大の魅力は、その美しさにあります。レンガの温かみのある色合いとテクスチャーは、他の建材にはない独特の風合いを持っています。特に、年月を経ることでレンガの色が変化し、建物に歴史と風格を与えます。また、レンガ造の建物はデザインの自由度が高いことも魅力の一つです。レンガを使ったアーチや装飾的なパターンは、建物に個性と魅力を加えます。
レンガ造の建物の例
世界には多くの美しいレンガ造の建物があります。例えば、イギリスのロンドンにあるセント・パンクラス駅は、その壮大なゴシック建築で知られています。
また、アメリカのニューヨークにあるフラットアイアンビルディングは、その独特な三角形の形状とレンガの外観で有名です。
日本でも、レンガ造の建物は多く見られます。例えば、東京駅はその美しいレンガ造りの外観で知られています。
また、横浜の赤レンガ倉庫は、歴史的な建物として観光名所となっています。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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